- NAME
観音菩薩
- STYLE
Tibetan Style
- PRICE
¥247,000
- ARTIST
チットラ・ラマ
- MEDIUM
岩絵具 ポスターカラー
金 画布
- SIZE
H68×W52cm
額装 H76xW58cm
- NO
T-001
-
白く輝く慈悲の光
- BACK GROUND作品の背景
- 中国の元、明、清王朝の歴代皇帝たちはチベット仏教の庇護者であり、もっとも有力なスポンサーでした。清朝6代皇帝の乾隆帝も熱心なチベット仏教信奉者でした。1780年、乾隆帝はチベット仏教界においてダライラマに次ぐ高位の僧であるパンチェンラマ6世を中国に招くためにパンチェンラマの宮殿であるチベットのシガツェのタシルンポ寺を模して北京郊外の承徳にある避暑地内に須弥福寿之廟というチベット式の寺を建てさせました。
その時代に北京にある乾隆帝の工房で描かれたタンカの様式を復古して描かれたのがこの作品です。
- POINT鑑賞ポイント
- 広々ととられた背後の空間や植物、鶴などのモチーフには中国絵画の影響が色濃くあらわれています。それと同時に、細く長く描かれた手足や小ぶりの顔、繊細なデザインの髪飾りや耳飾りなどの要素がこの絵を洗練されたモダンなものにしています。
描かれているのは観音菩薩です。優しげなまなざしや全体から醸しだされる柔らかな雰囲気はどことなく女性的で慈悲の仏である観音菩薩の特徴をよくあらわしています。
構図、ライン、色調が見事に調和され1つの完結した空間を作り出している美しい作品です。
- ABOUT ARTIST作者について
- 作者は伝統的なチベット様式に独自の美的センスを取り入れ、現代タンカ界を革新するチベット系タマン族のチットラ・ラマ。
