NAME

文殊菩薩

STYLE

Newari Style

PRICE

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ARTIST

プレンマン・チトラカール

MEDIUM

岩絵具 ポスターカラー
金 画布

SIZE

H83×W63cm
額装 H99×W79cm

NO

N-001

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これぞネワール・スタイル

BACK GROUND作品の背景
古くからネパールの首都カトマンドゥに住むネワール族の伝承によれば、カトマンドゥ盆地は太古の昔、カルコットという大蛇の棲む4つの山に囲まれた湖だったと言い伝えられています。そこへ中国の五台山からやってきた文殊菩薩が聖剣チャンドラハースで山を切り開き湖の水を干上がらせました。それ以降、カトマンドゥは人の住める土地の肥えた豊かな盆地になったといいます。こうしたことからカトマンドゥの人々は、文殊菩薩にことさら深い縁を感じ尊敬と信仰をよせてきました。
POINT鑑賞ポイント
中央の文殊菩薩は智恵をつかさどる菩薩とされ、左手には蓮の花の上にのった経典を、右手には無知を切り裂く鋭利な聖剣を持った姿で描かれます。伝承の中で切り開かれた大蛇の棲む湖は人間の根源的な無知をあらわしたものでしょう。背後には口を開いた大蛇カルコットが、左上にはカトマンドゥ最古の仏塔で文殊菩薩とゆかりの深いスワヤンブナート寺院が描かれています。また右上には阿閦如来、左下には水牛の角を持ったヤマ天(閻魔王)、そして右下には慈愛の女尊である緑のターラーがそれぞれ描かれています。
文殊菩薩の表情はどこまでも穏やかで、神秘的な微笑みを浮かべています。また線や色使いは流麗であるとともに力強く、作品全体に品格を与えています。伝統的なネワール様式の渦巻き模様ではなく写実的に描かれた背景はヒマラヤの国ネパールの美しく豊かな自然を伝えています。
ABOUT ARTIST作者について
作者はネワール族の仏絵師カースト出身のプレンマン・チトラカール。芸術を愛した第10代ビレンドラ国王の寵愛を受け、また国内のコンクールにおいて数々の賞を受賞した現在ネパールで最も有名な作家。彼の作品は福岡のアジア美術館を始め、世界の多くの美術館に収蔵されています。

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