象に乗った癒し

BACK GROUND作品の背景

６本の牙を生やした白い象の上に座り、両手を胸の前で合掌した姿で描かれている普賢菩薩は文殊菩薩とともに釈迦如来の脇待として描かれることの多い菩薩です。文殊菩薩が仏陀の智恵の側面を象徴しているのに対し普賢菩薩は慈悲の面を象徴しているといわれます。

POINT鑑賞ポイント

穏やかに横たわる白い象に乗り静かな微笑をたたえる若々しい普賢菩薩が魅力的な美しい作品です。また本当に小さい作品ながら細部は丹念に描かれ、細密画ならではの醍醐味を存分に味わうことができます。

ABOUT ARTIST作者について

作者は日本様式を得意とするチベット系タマン族のスルヤ・ラマです。